マルプア

いよいよ来月はインドの正月的行事「ディワーリー」がやってきます。
ということで、「Malpua(マルプア)」という、おもに北インド
お祝いのときなどに作るスイーツを練習がてら作ってみました。


マルプアは、小麦粉の生地を直径10センチ弱の薄い円形に焼き上げて
インドでおなじみの砂糖液にさっとくぐらせた、甘いお菓子です。
家庭で作られるほか、北インドのスイーツ屋さんでも売っているし、バンガロールでも時々見かけます。
私はヴァラナシに滞在していたときに、お気に入りのスイーツ屋でよく食べていました。
そして以前、旦那の家族がうちに来ていたときに、義理のお姉さんが1回作ってくれたので
そのときに作り方を習いました。
お店で売っているのは前述の通り砂糖液がかかっているのですが、教えてもらったのは、
砂糖を生地に混ぜ合わせるタイプでした。こっちのほうが甘みが調整できていいです。


材料は、Rawaと呼ばれる粗挽きセモリナ(小麦)、同量のMaida(中力粉らしい)、
半量になるまで煮詰めた牛乳、砂糖は好みの量、刻んだココナッツ、レーズン、
香り付けのためのカルダモンとクローブ、シナモン。
Rawaはローストして、全材料を混ぜ合わせて滑らかな生地を作り、
Gheeと呼ばれる精製バターのようなオイルをひいたフライパンに円形になるように流して
両面を焼き上げます。

Gheeはやや多めにひくときれいに焼けます。サラダ油ほどべたつきません。
ホットケーキに近いですが、卵やベーキングパウダーが入っていないのでふわふわはしないです。
でもRavaが入っているのでそんなにくどいほどモチモチでもありません。
ミルクとレーズンとココナッツの甘みとスパイスの香りがGheeの香りとマッチして素朴な美味しさです。

上の写真はGheeのパッケージ。暑い夏場は液化しますが、今のシーズンは室温で半固形。