ラヴァ・イドゥリ

南インド人のソウルフードアイテムの一つ、<ラヴァ・イドゥリ>を作った。
粗く挽いたデュラムセモリナ粉(ラヴァ)を原料として作る
甘くない蒸しパン(イドゥリ)という感じで、写真の丸くて白っぽいのがそれです。
バンガロールに来て初めて食べてはまり、以来軽食としてよく食べます。


ところで、
「インド人は1日2食しか食べない」というのを聞いたことがある。
実際、聞いたところ、本人たちも「1日2食だよ」と言う人が多いけど、
彼らは朝、たとえば<ラヴァ・イドゥリ>のような
ちょっとしたインド風ファーストフードを家や外で食べている人が多く、
そのような軽食を彼らはどうやら1食として数えないらしい。
日本人としては朝、仮に少ししか食べなくても「朝食」は「朝食」なんだけど、
インド人的にはそれは「間食」的なもので「食事」には入らないという解釈らしい。
なので、正味のところ、1日ちゃんと3食じゃん!となる。
でも彼らはいいや、2食と言い張る。
しかも、夕刻にまたこのような「軽食」をとる人が多い。
会社勤めの人も社内食堂や会社の隣で何かしら飲んだり食べたりして休憩している。
これをもし「1日4食」と言わないのであれば、やっぱり「1日2食」ということになるけど、
もはやどっちでもいいですね。


<ラヴァ・イドゥリ>を作ってみたいとなんとなく思っていたけど、
材料を揃えたりなんかが何となく面倒だと思っていたら、
<ラヴァ・イドゥリ>ミックスというのが売っていて、
しかも付け合せとして定番の<サンバル>(写真のスープ状のもの)の
スパイスミックスもおまけで付いているのを夫が買ってきた。
えー、ミックス?と思ってあなどっていたけども、思いの外美味しかった。
しかも両方作っても1時間かからないという。
しかも昨年買った電子レンジに、おまけで<イドゥリ用プレート>が付いていて
電子レンジで作れるので蒸し器が要らないという。


ちなみに<サンバル>は野菜たっぷりの豆のスープで、香辛料と酸味が効いていて
日本人としては不思議な味わいで、何が入っているのか長い間謎でしたが、
自分で作って初めて原料がわかり感動を覚えました。