マンゴーの季節

いよいよ毎年恒例のマンゴーシーズンがやって参りました。
さて、マンゴーと一口に言っても、
かつてマハラジャが美味しいマンゴーを作るために
何度も品種改良を重ねさせたという経緯もあってか
インド国内だけでも、その品種はなかなか豊富なようです。
しかし、露天の台車に積まれたマンゴーには
もちろん品種名など明記されてない。
インド人が果物の固有名詞を意識しないで、
姿形で味を認識して買っているのか、
あるいは、あまりにも身近な果物なので
品種名は表示するまでもない周知の事実なのか、そのへんは、
インド人に細かいことを追求すると煙に巻かれることが多く
また地域によって言語が異なる国なので
所によって呼び名が変わる可能性もあり、
したがって納得のいく答えを得るのに骨が折れそうなので未確認です。


なので、私も仕方なく、名前無しで形を見て
何となく味を覚えていたのだけど、
最近、会社近くのスーパーで、
4種類のマンゴーの値札にそれぞれ名前が書かれているのを見て、
名前があるのは当然と言えば当然なんだけども、軽く衝撃を受けた。
私が好きなマンゴーは“Baneshan”と書いてあった。
これはいつも大体1キロ30ルピー前後ですが
“Badam”(ヒンディー語でアーモンド。アーモンド形だからか。)
という品種は、その店では1キロ60ルピーで、
マンゴーも品種によって値段がピンきりです。
Badamの味と外見は、マンゴーの王様、アルフォンソに似ている。
Badamが中身が黄色くても皮がほとんどグリーンなのに対し、
アルフォンソは、中身も皮も黄色い。


先日、露天で今年初マンゴーを買いました。
会社近くのスーパーの記載によれば“Sindhura”という
小ぶりで表面の一部が紅色に色付いている品種。
1キロ40ルピー。
やっぱり“Baneshan”のほうが美味しい。