最近のこと

今日は一日中曇天だったんだけど、休憩してるときに
チームのインド人の子が、窓から外を見て
「今日はいい天気ですね」と日本語で言った。
聞けば、彼女は晴天よりも雨の日が好きだそう。


しかし何となく違和感を感じて、ずっと引っかかっていたんだけど、
日本人の会話の流れでいけば、曇天が好きな人なら
「今日、天気悪いですね。でもこういう天気好きです。」
と言えば、日本人っぽい会話になることに家に帰って気が付いた。
曇天=天気は悪い、これがキーだったのだ。
でもこういう言い回しのニュアンスを外国人に教えるのは骨が折れる。


インド人に関する別の話。
会社の行き帰りに、よくオートリクシャを使うのだけども、
天井とフロントガラスはあるけどドアとかが無いので
座席がやたら埃っぽい。
引っ切り無しに客が座るからきれいかと思うけど、意外とそうでもない。汚い。
その証拠に、白いシャツを着てオートに乗ると背中の部分がたいてい地味に汚れる。
なので、最近は背もたれにもたれかからないようにして座るのだけども、
前のめり気味に座る私をミラー越しに見て、
ドライバーが「あーらーむせばいとー!(くつろいで座ってくれ!)」と言った。
しかも別々のドライバーに2度言われたことがある。
くつろいで座ると服が汚れるとも言えず、
若干姿勢を緩めて、なおかつ背中を付けない、という
さっきよりももっと微妙な姿勢になったお人好しがここにいる。


気さくでお節介なインド人といえば、
2、3週間前になるけど、現地人の友人宅を訪ねたときに、
私が座ってもまだトートバッグを肩から下ろさないのを見て
友人がすかさず「バッグ置いて」と言った。
いーじゃん私はこれが一番落ち着くんだからー、ほんとインド人てお節介…
と思いつつ言われるままにバッグを下ろしたんだけども、
そういえばこれをかつて日本人の友人にも言われたことがあるような気がする。
どこでも私物を肌身離さず持つことに安心感を覚える自分。
いつまでもバッグを持ってると、そんなに気になりますか。
気になりますね。


最近、じつは自動車の教習に通っている。
別に車を買う予定はないのだけども、マニュアルで教習代プラス免許取得、登録代含めて
7,000円程度という安さなので、興味本位に習い始めた。
そのインドの教習が予想外に楽しいんだけども、これはまた別の日に書くとして、
その教習の事務所のお兄さんにバンガロール公用語であるカンナダ語を習っている。
お兄さんはばりばりカンナダ語を喋るので、たぶんバンガロールっ子。
彼は英語も話すけどヒンディーもできるので、ヒンディーでカンナダを習っている。
教えるのが好きらしくて非常に熱心に、しかも意外なほど丁寧に教えてくれる。しかも男前。
何度も書いてるけど本当にインド人は概して面倒見がいい。
当分はバンガロールにいる予定なので、カンナダがすこしでも身に付けばいいなと思う。