運転免許

教習から免許取得まで約7,000円という安さに心を奪われ、
車の免許を取りました。
今日は免許取得までの過程をご紹介したいと思います。


教習所に申請に行くと、その日に道路標識の簡単な講義を受けました。
地元のカンナダ語の他、英語とヒンディー語でも受けられると
いうことで、ヒンディー語で習いました。


そして別の日の午前中、バンガロール市内のRTO(Regional Transport
Office:地方交通局という感じか?)というオフィスに行き、
仮免取得手続きを取りました。
手続きは教習所のスタッフが誘導してくれるので安心です。
このとき、先日習った道路標識の簡単な筆記試験がありました。
四者択一式で15問くらいだったかな。
回答後、前に座っている試験監督に提出しました。
試験官がその場で採点、1人1人名前を呼ばれ、合否を言い渡されます。
ほとんどの人はパスしてたけど、中には、「また明日受験するように」
と言い渡されている人もいました。
合格ラインを超えていれば、仮免がもらえます。
視力検査等はなかったです。


仮免を発給してもらったら、いよいよ教習が始まります。
1回30分×16回、合計8時間。
これは前日までに予約も可ですが、飛び込みでも時間が空いていれば
受け入れてくれました。
また、希望すれば、1度に1時間こなすことも可能。
最初は、閑静な住宅街の中を、ぐるぐると運転しながら徐々に運転方法を習います。
そして16回のレッスンの後半になってくると、一般道に出て練習。
私も最初のほうこそ、教官に「もうちょっとスピード出して」と言われてましたが、
後半にもなると「スピード落として」としつこく言われるようになり、
渋々のろのろ運転してました。


この8時間のレッスンの後、いよいよ本試験です。
仮免のときと同じオフィスに行って、同じ教習所出身の受験者10名弱に対し、
1人の試験官が付き、1人1人運転の試験をします。
私が運転席、助手席に教習所のスタッフ、
後部座席にもう1人の受験者、その隣に試験官が座って、試験開始です。
試験官が、「次のコーナー右に曲がって」「はい、次右」
「次の信号を右」「はい、以上」という感じで、10分もしないうちに終了。
私は一旦降りて、後ろに座っていた受験者とバトンタッチ、
次はその子が運転して無事もとの場所まで戻りました。


かなり緊張しましたが、試験には何とか合格。
というか余程運転が下手でない限り、誰でも合格になるらしいですが…。


教習中に一番衝撃的だったのは、十字路に出るときに一旦停止したら、
「危ないから止まるな」と教官に言われたことです。
彼いわく、十字路に出るときはスピードを落としてそろそろと出て、
左右を確認して曲がるなり直進するのが運転マナーらしいです。
急に止まると、後ろの車がぶつかってくるらしい。
あと、小さい十字路に出るときなら、クラクションをプップッと鳴らして
こちらの存在をアピールするのも重要なようです。


今のところ車を買う予定はありませんが、先だってインドから撤退した知人から
スクーターを買ったので、近いうちに二輪の免許を取ろうと思います。
インドでは四輪免許に原付は含まれていないらしいです。