ペット

何か生き物を飼いたいと思って知人に漏らしたところ、
早速バンガロール市内の熱帯魚屋に何軒か連れて行ってくれた。
日本の熱帯魚屋に比べると、はるかに種類が少ないが、
どの店も思いのほかこざっぱりして、それほど汚い店はなかった。
やはり生き物は環境が悪いと弱ったり死んでしまうからか。


熱帯魚を飼うなら水槽などがまず必要なわけで、
早速どんなもんかと見積もってもらったところ、
ガラス製水槽が800ルピー、水槽の蓋が600ルピー、
水槽を床に直に置かない場合、台が必要なので、その台が900ルピーで、
それだけで3,300ルピー、約8,500円。
さらにポンプ、フィルター、小石を加えると、
合計額が5,125ルピー、約1万3,000円になった。
これを4,750ルピーにするよと店の若旦那が多少まけてくれたが、
それでも日本ならもっと安く揃うんじゃないかと思うと、
ちょっと買う気が失せた。
そこまで投資するほど熱帯魚フリークではない。
しかも肝心な熱帯魚がなかなか気に入るものがいない。
魚の種類が違えど命の重さは等しいのはわかっているが、
どうせ飼うなら見た感じが好きな魚を飼いたい。


その知人と市内のペット類の問屋街を見に行ったときに、
かわいい小鳥が目に入った。じつは私は鳥が好きだ。
鳥を見かければ、ぼそぼそ小声で話しかけてしまうほど
一方的に鳥に対して愛着を感じている。
部屋の窓の外側の出っぱりに米を撒いて
鳩か何かが食べにくると幸せいっぱいの心持ちになる。
小鳥を飼うのもいいな、と思い、気に入った小鳥の値段を聞くと
1羽1,100ルピー(約2,900円)だった。高い。
ついでに鳥かごの値段を聞くと、850ルピー(約2,200円)だった。
この日は結局何も買わずに帰ったけど、現在検討中。