インドに住む楽しみのひとつ

それは買い物。
先週の日曜、前々から気になっていたコマーシャル・ストリート
というところに行ってみた。
誰に聞いても(せいぜい4、5人だけど)遠いと聞いていたけど
MGロードから初乗り運賃(最近Rs.12からRs.14に値上がりした)で
行く距離だった。


コマーシャル・ストリートは、主に衣類と履物のお店が軒を連ねている通りとして有名。
値段も、最近流行りのショッピングモールに入っているショップよりも安い。
メインの通りから脇道に入っても、そこにも両サイドに間口の狭いお店がびっしり。
そこで久々に眉間に貼るビンディーのシールを買った。ヴァラナシ振りだ。
ヴァラナシでは毎日付けて楽しんでたけど、こちらに来てからは
ごくたまに付ける程度になった。


メイン通り沿いに、品数が豊富でデザインもなかなかいいのを揃えている
シルバーアクセサリーの店があった。
買うつもりもないのに熱心に眺めてみた。
こうしていると、たまにすごく欲しい物に出会い、いい買い物をすることがある。
でも残念ながら今回は出会わなかった。


どこかでお金を下ろさねばと思いつつ、ぶらぶら歩いていると
露天で見慣れないフルーツを見かけ、何かと尋ねると中国産のライチだと言う。
インド産より小粒で色合いが悪い。鮮度が低そう。
1粒食べさせてもらったけど、やっぱり鮮度が低いのか
思っていたほど美味しくなかった。
途中で銀行のATMに寄ってお金を下ろし、
ATMの場所を教えてくれたお兄さんの店で、
綿のグリーン系マルチカラーストライプのシャツRs.250(約680円)を購入。
その後、先ほど見て気になっていた皮の赤いサンダルRs.210(約570円)を買った。


そのまま、サンダル屋の旦那に聞いた通りにしばらく歩くと
シヴァジナガル・バススタンドという市内の大きなバススタンドの1つに辿り着いた。
バススタンドの敷地内にも露天商がたくさんいて、
私の大好物のインドの葉もの野菜、メティを1把買った。夕暮れ時なので
Rs.5がRs.3になっていた。そしてバスに乗って帰途についた。
シヴァジナガル・バススタンドはレーンがたくさんあって、
空はすっかり暗くなり、ライトに照らし出されたバススタンド内を
おびただしい数の人々が行き交っていた。
空気という空気が排ガス混じりなんだけども、
そんな光景を目にしているとやはりバックパッカー魂を揺さぶられた。
何でもない光景なのに、こんな光景を見ているのが好きだ。
前世はインドのバスの切符売りだったかもしれない!


今日は会社帰りにショッピングモールに行き、欲しかったサンダルを買った。
Rs.990、約2,700円。
インドで初めて好きなブランドができた、それがこのサンダルのブランドで
じつは今日買ったサンダルは2代目、つまり今のと同じデザイン、カラーのもの。
インドは砂埃っぽいし、私はサンダルでがんがん歩くので
サンダルがすぐにボロボロになってしまう。
しかも満員のバスとか乗ると足を踏まれることもしばしば。
スクーターなんかを買って通勤すれば、もっとサンダルの消耗が防げるとは思うんだけど。


サンダルのお会計をしている間に、スタッフのおっさんが(こういうショップでも
インドはおっさん率が高い)私のサンダルの箱を入れてくれたビニールバッグに
思い出したように何か大きな封筒のようなのを入れていた。
カタログかと思って、店を出てエスカレーターに立ってる間に取り出すと
今年のカレンダーだった。え、このタイミングで?!
カレンダーって師走に配り始めるのが妥当だと思うんだけど、
作りすぎて余ってしまったのかもしれない。
でも好きなブランドなのでちょっと嬉しい。