オートリクシャの料金

インドの3輪タクシー、オート(オートリクシャ)は、バスと並ぶ庶民の足だ。
それが、バンガロール以外はどうか知らないけど
今年1月のストライキを経て、
たしか2月くらいに急に料金が値上がりした。原油高の煽りだ。


ときに、オートにはメーターが取り付けられているが、
これが料金改正後も旧料金時の設定から変更されないままのものが多く、
その対応として、政府公認らしい料金換算表をドライバーが各自持つ形になった。


そして今日、家の近くでオートを拾い、最近都合が悪くて行けなかった
シタールの先生宅に2週間ぶりに向かったのだけども、
どうもそのメーターの進みが悪い。ちょっとばかりでなく半端無く遅い。
目的地に到着すると、案の定、いつも大体70ルピー払うのに、
ドライバーの初老のおっさんが例の換算表を見ながら「47ルピーだよ」と言う。
あんまり気の毒で、おっさんどれだけ損してるんだと思い、
普段なら言わないけど、つい
「いつも70ルピーなんだよ?これ壊れてるよ」と言うと、おっさんは
「これがオリジナルなんだ」と余裕のコメントだった。
不憫に思いつつ、おつりを受け取り、また帰りのオートに乗ったら
帰りの運賃もまた43ルピーだった。
どうやら、また運賃が改正されたらしい。
だとしたら、一時的に1.5倍強の料金を払っていたことになるけど
ま、それは気にしないことにしよう。しかし、いつの間に。
そういえば、先月くらいにお酒を買おうとしたら
酒税がアップしたため印字された定価より値上がりしていたことがあったが
インド人数人に聞いたけど、誰も増税したことを知らなかった。
どうやらインドでは、オートの料金も酒税も、
ある日突然改正&施行されるのが日常茶飯事らしい。