バンガロール


今月初頭にようやくインドに戻ってきました。
実に8か月ぶりです。
所用のため、久しぶりに日本に長期的に一時帰国していました。


戻ってきた頃は「バンガロールの2月ってこんなに涼しかったっけ?」と思ったほど
思いのほか気温が低く、朝晩涼し過ぎるくらいで
娘には長袖のシャツは1枚しか日本から持ってきておらず
残りはすべて半袖か袖なしだったので、慌てて長袖のはおりものを買いに行きました。
それも数週間を経て、もう半袖短パンでOKなシーズンに。


娘は1歳になり、離乳食のほうもぼちぼち進んでいるので
こちらでは食事のインドカレーにチリの類を入れずに調理して
それを少しずつ食べさせています。
チリ以外のスパイス類は使っていますが、そんなにスパイシーにはなりません。


トップの写真は、朝食の軽食です。
丸い粒々は、日本ではココナッツミルクと一緒に食べたりスイーツ系が多いタピオカ。
インドでは、粒々に加工済みの乾燥タピオカが売っているので
それを数時間から1晩、水に漬けて戻して、
炒めたり、ジャガイモやその他の材料と混ぜて、丸めて平たくして揚げ物にしたりして
軽食として食べるのがメジャーなようです。

これが乾燥タピオカ。白いです。戻すとちょっと膨張してツヤなしの白い粒に。
火が通るとおなじみの透明感のあるタピオカになります。

フライ・ビーンズ

まだ実家です。
母が乾燥大豆を水で戻していたので、
先日、弟と「学校給食で美味しかったメニュー」の話をしていたときに
「揚げた大豆に甘いタレをからめたアレ」が美味しかった!という話になったのを思い出し、
レシピを検索したら出てきたので早速作ってみました。

思いのほかかなり簡単。これならインドで作れるなーなんて思いました。
給食のはこれにエビが入っていたっけな。

日本の夏

先月、夫が東京に3週間の出張だったので、同行して東京に滞在していました。
その後夫はインドに帰りましたが、私はいま娘と山口の実家に帰省中です。


東京ではサービスアパートメントに滞在してたんですが、
テレビ、洗濯機、電子レンジなどの基本的な家電のほか、
お皿、箸、スプーン、フォーク類、鍋など調理器具一式、
バスルームにはアメニティ、タオル類と、
すぐに生活が始められる状態で、
タオルを持ってきたことを後悔しました。


さて、
昨日から県内に住む弟家族が来ていて、
今日は一緒に近所の遊園地に食虫植物と昆虫の特別展を見に行ってきました。
弟は売店でハエトリソウを買ってました。

wikipediaより)
2枚の葉っぱの中にある繊毛を刺激すると、
パクッと葉っぱが閉じて、刺激した虫が捕獲されます。
弟は最初紙片で突っついてましたが、
そのうち素手で突っついて葉を閉じさせてました。
が、
この開閉のメカニズムは1つにつき3、4回が限度らしく、
その後枯れてしまうらしいです。
なのでいたずらに刺激を与えて閉じさせるのはよくないようです。


今日は私の誕生日でした。

8月か9月まで日本にいる予定です。

ラヴァ・イドゥリ

南インド人のソウルフードアイテムの一つ、<ラヴァ・イドゥリ>を作った。
粗く挽いたデュラムセモリナ粉(ラヴァ)を原料として作る
甘くない蒸しパン(イドゥリ)という感じで、写真の丸くて白っぽいのがそれです。
バンガロールに来て初めて食べてはまり、以来軽食としてよく食べます。


ところで、
「インド人は1日2食しか食べない」というのを聞いたことがある。
実際、聞いたところ、本人たちも「1日2食だよ」と言う人が多いけど、
彼らは朝、たとえば<ラヴァ・イドゥリ>のような
ちょっとしたインド風ファーストフードを家や外で食べている人が多く、
そのような軽食を彼らはどうやら1食として数えないらしい。
日本人としては朝、仮に少ししか食べなくても「朝食」は「朝食」なんだけど、
インド人的にはそれは「間食」的なもので「食事」には入らないという解釈らしい。
なので、正味のところ、1日ちゃんと3食じゃん!となる。
でも彼らはいいや、2食と言い張る。
しかも、夕刻にまたこのような「軽食」をとる人が多い。
会社勤めの人も社内食堂や会社の隣で何かしら飲んだり食べたりして休憩している。
これをもし「1日4食」と言わないのであれば、やっぱり「1日2食」ということになるけど、
もはやどっちでもいいですね。


<ラヴァ・イドゥリ>を作ってみたいとなんとなく思っていたけど、
材料を揃えたりなんかが何となく面倒だと思っていたら、
<ラヴァ・イドゥリ>ミックスというのが売っていて、
しかも付け合せとして定番の<サンバル>(写真のスープ状のもの)の
スパイスミックスもおまけで付いているのを夫が買ってきた。
えー、ミックス?と思ってあなどっていたけども、思いの外美味しかった。
しかも両方作っても1時間かからないという。
しかも昨年買った電子レンジに、おまけで<イドゥリ用プレート>が付いていて
電子レンジで作れるので蒸し器が要らないという。


ちなみに<サンバル>は野菜たっぷりの豆のスープで、香辛料と酸味が効いていて
日本人としては不思議な味わいで、何が入っているのか長い間謎でしたが、
自分で作って初めて原料がわかり感動を覚えました。

蚊帳


リキッドタイプの蚊取りを使っていたのですが
寝る前に10分くらいつけていても、
どこかから蚊が入ってくるらしく
夜中に不快な羽音で目が覚めたり、
朝起きたら赤ちゃんに刺された跡がついていたりして、
かといって夜通し蚊取りをつけっぱなしにするのは
赤ちゃんがいるので殺虫成分が気になる、
ということで、
最近購入を検討していた赤ちゃん用の蚊帳を買いました。
745ルピー、日本円で1500円強。


でも添い寝しているので、昨晩はうっかり同時に寝てしまい、
赤ちゃんに蚊帳をかぶせるのを忘れていました。
赤ちゃんを先に寝せなければいけないことに気が付きました。


ところで、今朝、赤ちゃんをお風呂に入れて
ベッドルームで赤ちゃんにボディオイルを塗っていたところ、
どうも膝の裏側に不快感を感じるなと思いつつ
しゃがんだ姿勢から立ち上がった瞬間、
ぎゃ!
膝の裏側のところから5センチくらいのムカデが出てきた・・・。
びっくりしたーー!
腰が抜けるかと思った。
全身に鳥肌が立って変な汗をかいてしまいましたが、
落ち着いて赤ちゃんに服を着させ、
赤ちゃんが刺されたらいけないと思い、
ムカデをとりあえずスリッパで叩いておきました・・・。


自分の膝の裏側を見ると、刺されたらしく赤い点ができていました。
しかし何故膝の裏側にムカデが・・・。
ムカデに刺されたことがなかったので
どうすればいいかと判断に迷い、とりあえず旦那に電話したら
色はどんなだったかとか、ニオイはしなかったかとか
腫れはひどいかとか質問され、
黒いムカデでニオイは無かった、
刺された跡は赤くなってるけど今のところ腫れてはいない、
でもチクチクして痛むと言うと、
しばらく様子を見てということでした。
でも私は「ムカデに刺されたチクチク」が気持ち悪くてならず、
とりあえず日本から持ってきていた愛用のウナコーワを塗っておきました。
ウナコーワのおかげでチクチクがすぐに治まりました。


他にもベッドマットレスと壁の間から、
バッタの亜種のようなのが突然出てきたりして、
インドは建物の構造上か、何かと屋内に虫が入ってくるので
そのためにも蚊帳は重宝するかも?

インドは外見重視?

3月下旬は例年になく早く暑さがやってきたようで、
毎晩寝苦しく、天井のファンを付けっぱなしで寝ていたのですが、
数日前に雨が降ってから一気に気温が下がり、過ごしやすくなりました。


さて先日、洗濯物を干すため上の階に行く階段を昇っていたところ、
以前うちのお掃除を頼んでいたことがある使用人のおばさんに出会った。
彼女は私が抱えていた赤ちゃんを見るなり、
「頭にオイル付けてあげなさい。良くマッサージすれば頭の形が良くなるわよ。」
「鼻にオイル付けて、引っ張るようにマッサージするのよ。そしたら鼻が高くなるから。」と言う。
ん? 今、頭の形が悪くて鼻が低いと言われたような…?


同じことを、先々週滞在していた夫の家族にも言われました。
家族はさらに、目の縁を黒く縁取る<カージャル>という、
インドの赤ちゃんがよく付けているのですが、それを付けなさい、とも。
それを付けると、眼球の表面に縁取りの成分の薄い保護膜が張って、
インドの強い日差しや乾燥から目を守る効果があるらしいですが、
それを付けるときに目の周りを押さえることにより、目が大きくなるとか。
たしかにうちの赤ちゃん、和顔なのでインド人の赤ちゃんに比べると目が小さいですが。


さらに先日うちに遊びに来たインド人の知人もやっぱり、
今のうちに鼻を引っ張ったほうがいいと言う…。
日本人的には余計なお世話だと思ったり、
生まれ持った姿形のままでいいじゃないかとか思ったりするんですが、
多くのインド人はそのへんの感覚が違うので、遠慮がありません。
言うまでもなく、みんな悪意があって言っているのではなく、
正直な心から出てくる善意のアドバイス、とポジティブに受け取ると、
インドでより楽しく生活できます。


要は、大人になったら頭の形も鼻の高さも目の大きさも変えるのが難しくなるけど、
赤ちゃんのうちならまだ変えられるから、
お母さんが手を抜かずに頑張ってケアしてあげなさい、ということらしい。


あと、夫の家族から「オイルでボディマッサージしなさい。骨が丈夫な子になるわよ。」とか
前頭部のぺこぺこのところに、しっかりオイルを付けておくとそこが良くなるとか。
日本人、放っといてもちゃんと頭蓋骨結合してますが。
本当に目が大きくなるのか、ボディマッサージで骨が強くなるのか、
日本人の感覚ではあんまりピンと来ないというか腑に落ちないことばかりなのですが、
インドでは何しろそう言われているそう。
でもたしかに、インドは乾燥と暑さが日本の比じゃないので、
皮膚をオイルで保護するのはアリなのかもしれません。


インド人はみんな、乳児のときから鼻をぐいぐい引っ張られているから
鼻が高いんだろうか?
目の縁を<カージャル>を塗って押しているから目が大きいんだろうか?
ママが赤ちゃんのヘッドマッサージをしているから頭の形がいいんだろうか?
たしかに大方のインド人は鼻が高くて目が大きくて頭の形が悪くないですが、
私的にはそれらはみな「遺伝」だと思うんですが、
とりあえず教わったインド式育児術を適当に取り入れながら育児中です。
写真は<カージャル>を付けられて半泣き状態の娘。
おでこに付けられた黒い点は、いわゆる「妬み返し」だそう。

3か月半ぶりのインド

先週、無事バンガロールに到着しました。
夜中のバンガロールの空港、外に出るといきなり野良犬が吠えていて
「アハ!野良犬がいるよ!」と同行者の夫についはしゃいで言ったしまったんですが、
軽く受け流されました。


日本の最後の1週間、夫も日本に来ていたので、
案の定、その間にバンガロールの家の中が埃っぽくなってましたが
それもお手伝いさんに来てもらってきれいにしてもらい、
スーツケースにぎゅんぎゅんに詰め込んだ品々もしかるべきところに収まり、
赤ちゃんも長旅の疲れと気候が変わったためか微熱が2、3日続いてましたが、それも治まり、
バンガロールでの日常がゆっくりと始まりました。


バンガロールの3月、2回ほど経験しているにもかかわらず、あなどってました。
あ、暑い。バンガロールってこんなに暑かったっけ。
うっかり日本から長袖の授乳服とか持ってきちゃいましたが、着れない、暑くて。
室温の体感温度で25、6度くらい。
本日外気は最低17度、最高34度とのこと。
去年より暑いかも。